不動産営業がきついと言われる8つの理由

不動産営業に転職を考えている人の中には、

「不動産営業はきついって聞いたから不安」

と思っている人もいると思います。

 

不動産営業がきついと言われる点をご紹介していきます。

 

転職する前にきつい点を知っておくと、

「こんなにきついなら、転職しなかったのに」

という後悔を避けられますし、自分が不動産営業に向いているか向いてないかが見えてくるはずです。

 

「これなら何とかなりそう」

ときつい点を受け入れられる人は、不動産営業に向いている人です。

 

逆に、

「こんなの絶対に無理!」

ときつい点を受け入れられない人は、不動産営業には向いてないと思います。

 

嘘も方便が日常茶飯事

不動産営業は、嘘をつかなければいけないことが多いです。

不動産営業は、自社の利益が最優先。

ノルマを達成するためには、物件の所有者(売り手・貸し手)には平気で嘘をつくことがあります。

 

先ほどお話した、「すでに話が入っています」という嘘は所有者(売り手・貸し手)から見れば、自社以外のお客様の買い付けや入居申し込みをもらう機会を損失していると言えます。

自社以外のお客様から見れば、物件へ申し込んだり、買い付けを出す機会を損失していることになります。

また、自社の利益のために、物件の所有者や買い手・借り手にとって損になることでも、そんなことはおくびにも出さずに、まるで「お得なこと」であるかのように説明したり、損につながる行動を取ることもあるんです。

 

そのため、「また嘘をついてしまった」と精神的にきつい思いをすることもあります。

 

接待や付き合いが多い

不動産営業は接待や付き合いが多いことも、きついと言われる理由ですね。

物件を仕入れるために、地主や管理会社担当、物件所有者を接待しなければいけないことも多いです。

しかも、「コンプライアンス的に大丈夫か?」と思えるほど、理不尽な接待要求をされることもあります。

 

また、いろんな立ち位置の人から手数料(バックマージン)を要求されることも多い業界ですので、精神的にうんざりしますし、

「なんでこんなことまでしなければいけないんだ…」

と自己嫌悪に陥ることもありますね。

 

人間関係が面倒

不動産営業は人間関係に悩まされることも多いですね。

そもそも、不動産業界・不動産営業職は上下関係が厳しい体育会系です。

 

今の20代の若者にとっては、

古っ!いつの時代だよ!

と突っ込みたくなるような旧時代的な人間関係が横行している職場です。

 

「上下関係が厳しい体育会系」

と言えば多少聞こえは良いですが、言い換えれば、

「パワハラが当たり前の職場」

となるのです。

 

上司・先輩・取引先が

「黒!」

といえば、白いものでも黒くなる。

 

これがまかり通ることもあるのが、不動産営業のきついところですね。

 

また、不動産業界は同業他社との付き合いも大切です。

共同仲介も多いですから。

ただ、同業他社の人は嘘や裏切りが珍しくありませんし、気難しい人も多いため、損をせずに円満な関係を築いていくには、細心の注意が必要になるのです。

 

残業や休日出勤が多い

不動産営業は、どうしても残業や休日出勤が多いです。

店舗を閉店してからの雑務が多いので、残業は多くなります。

しかも、サービス残業になることが少なくありません。

 

また、物件所有者や取引先、顧客からの要望があったり、ノルマの達成が難しい状況であれば、休日出勤をしなければいけないこともあります。

 

長時間労働が当たり前なのが、不動産営業の仕事なんです。

 

ノルマに追われる

これは不動産営業に限ったことではなく、営業職ならどんな業界でも当てはまりますが、毎月のノルマに追われることも、きつい理由の1つです。

 

毎月毎月ノルマに追われ、数字に追われる日々。

達成すれば給料は上がりますが、達成できなければ給料は低いまま。

さらに、上司から嫌味を言われ、場合によっては罵声を浴びせられるんです。

 

ノルマのために精神的に追い込まれ、メンタルが病んでしまう人もいるほどです。

 

ノルマを達成するためにも、不動産営業は常に競争心・向上心を持っていないといけません。

 

トラブル対処が面倒くさい

不動産営業はトラブル対処に追われることもあります。

賃貸物件での顧客からのクレームやトラブル相談や同業他者とのトラブルは日常茶飯事です。

 

そして、そのクレームやトラブルに対処するのも、不動産営業の仕事です。

クレーム処理・トラブル対処ほど面倒で、精神的なダメージが大きいものはないですよね。

特に、最近は隣人同士のトラブルや理不尽な要求をしてくるクレーマーが増えていますから。

 

法律的な知識を勉強しなければいけない

不動産営業の仕事をする時には、法律的な知識が必要になります。

法律的な知識が全くないと、営業の仕事は務まりません

 

基本となる民法、宅地建物取引業法に関する知識はもちろん、次のような法律にも詳しくなければいけません。

 

  • 住宅の品質確保の促進等に関する法律
  • 定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律
  • 不動産登記法
  • 国土利用計画法
  • 借地借家法
  • 不動産登記法
  • 消費者契約法
  • 建築基準法

 

不動産営業は、法律の勉強をして、さらに会社からは「宅地建物取引士(宅建士)」の資格を取るようにプレッシャーをかけられることになります。

暇な状態で勉強をするなら良いですが、不動産営業は毎日の激務の中でこれらの勉強をしなければいけないので、きついのです。

 

精神的なプレッシャーがある

売買仲介やデベロッパーの不動産営業は、扱う金額が大きくなります。

数千万円は当たり前。

数億、場合によっては10億以上の物件の売買にかかわることも珍しくありません。

 

そうすると、

そんな大きな額の仕事をするのが怖い…

と思うようになるなど、精神的なプレッシャーは大きくなります。

 

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執筆者情報

天職エージェント編集部
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