「営業から事務に転職したい」
「営業はもう嫌だ。デスクワークがしたい」
このように思っている営業職の人は多いと思います。
営業職は毎日顧客に頭を下げ、嫌味を言われ、場合によっては邪険に扱われる。
それなのに、契約には結びつかないことも多く、神経をすり減らす日々。
ノルマに追われ、暑い日も寒い日も雨の日も外回りをしなければならない。
「あぁ~、楽な事務に転職したい!」
こう思うのも当たり前のことです。
ただ、営業から事務に転職するのは難しいのが現実です。
営業から事務への転職を甘く見ていると、転職は失敗するでしょう。
でも、「営業から事務に転職するのは無理!」というわけではありません。
だから、安心してください。
営業から事務に転職したいあなたのために、転職を成功させるポイントや自己PR・志望動機の例文をまとめました。
本当にこの記事を参考にすれば、営業から事務に転職できるのかを一緒に検証していきましょう。
目次
営業から事務に転職するなら事務の仕事を知っておこう
営業から事務に転職しようと考えているあなたは、事務の仕事をきちんと知っておく必要があります。
「営業は辛い。事務は楽そう」
というイメージだけで転職しようとすると、内定をもらうことはできません。
運よく内定を貰えたとしても、
事務はこんな仕事なの?
とギャップに悩んで、転職したことを後悔することもあるのです。
事務の仕事はサポート中心
事務の仕事は、会社がスムーズに運営できるようにサポートしていく仕事です。
- 書類作成
- 郵便物の仕分け
- データ入力
- 伝票整理
- メールや電話の対応
- 来客対応
- 備品の発注
主にこれらの仕事を行うのが事務の仕事です。
事務は超楽そう!
と思うかもしれません。
だた、事務の仕事は多岐にわたります。
そのため、幅広い知識・スキルを求められます。
また、いわゆる「花形の仕事」ではなく「地味な仕事」であり、縁の下の力持ち・サポート的な存在として働くことになります。
事務の仕事の種類
事務の仕事には、いろいろな種類があることを知っていますか?
- 一般事務=職場での雑用全般をする
- 総務=契約管理や給与計算、福利厚生に関する仕事をする
- 経理=会社の売上・利益計算をする
- 営業事務=営業職のサポートをする
一般的には、事務はこの4つの種類に分けられています。
小さな会社ではこのように種類が分けられていないことも多いですね。
営業から事務に転職するなら営業事務がおすすめ!
事務の仕事は、主に4種類あります。
営業から事務に転職するなら、営業事務がおすすめです。
その理由は、次の3つがあります。
- 総務や経理は専門性が高い
- 営業職の経験を活かせる
- 一般事務よりも正社員求人が多い
あなたが総務の事務経験があったり、簿記2級など経理で使える資格を持っているならともかく、事務職未経験で営業から事務に転職するなら、営業事務を目指すこととをおすすめします。
営業から事務へ転職したほうが良い人5タイプ
営業から事務への転職を考えている人は、まずは自分が営業から事務に転職したほうが良いのかを確認しておきましょう。
営業が向いていない人が、無理をして営業を続けていると、ストレスに押しつぶされて、心身のバランスを崩してしまう可能性があります。
ストレスを溜め込んでしまうタイプ
ストレス発散が苦手なタイプ、ストレスを溜め込んでしまうタイプの人は、営業から事務へ転職したほうが良いです。
営業は、ストレスが多い仕事です。
ストレスが多いことをあなたも実感しているのではないでしょうか?
たとえたくさんのストレスにさらされても、気持ちの切り替えが早いタイプ、引きずらないタイプ、「これをやればストレスを発散できる」というものを持っているなら、ストレスを溜め込むことはないでしょう。
でも、ストレスコントロールが苦手で、ストレスをどんどん溜め込んでしまう人は、営業を続けていると、ストレスに押しつぶされてしまいます。
頑固な完璧主義タイプ
頑固な完璧主義タイプも、営業から事務に転職したほうが良いでしょう。
営業の仕事をしていると、顧客と商談をする上で相手の話を聞き、相手の要求を飲まなければいけない場面も多々出てきます。
本当はAプランで契約してもらいたいけれど、交渉の結果、こちらが妥協してBプランで契約しなければいけなくなったということも珍しくないですよね。
つまり、営業職は自分の思うように仕事が進まないこと、妥協しなければいけないことが多いから、頑固な完璧主義者は営業に向いてないのです
努力に対して必ず結果を求めるタイプ
「努力は必ず報われる」
と思っているタイプは、営業から事務に転職したほうが良いでしょう。
営業職は、どんなに頑張っても必ず報われるとは限りません。
あなたが頑張っても、契約を取れないことは多々あります。
特に、不動産営業など契約額が大きい営業は、契約はなかなか取れないんです。
だから、努力したことに対して結果が必ずついてきて欲しいと思っている人は、営業の仕事をしていると、
「こんなに頑張ってるのになんで…?」
「俺の頑張っている意味って何だろう?」
と思うようになり、モチベーションが下がってしまうのです。
優しすぎるタイプ
優しすぎるタイプも、営業職には向いていないので、営業から事務に転職したほうが良いです。
人に頼まれたことを断れないタイプ、NO!と言えないタイプの人は、営業をしていると思うような結果を残せないでしょう。
なぜなら、顧客の言いなりになってしまうからです。
営業に向いている人は、フレキシブルに対応できて、譲るべき部分は譲るけれど、譲れない部分は絶対に譲れないという線引きができる人です。
だから、NO!と言えない優しすぎるタイプは、営業よりも事務職が向いているでしょう。
「嘘も方便」ができないタイプ
営業職は、嘘も必要になります。
「嘘」というと表現は悪いですが、営業トークをする時は、お世辞を言ったり、ちょっと話を盛ったりする必要があります。
営業をする上で、本音を言ってはいけないから、営業用の建前を使わなくてはいけない場合も多いですよね。
でも、正直すぎてお世辞や建前を言えないタイプ、「嘘も方便」ができないタイプ、嘘をつくことに罪悪感を持ち過ぎてしまうタイプは、営業の仕事をうまく進められませんし、嘘をつくたびにストレスを溜め込むことになります。
だから、正直者で正義感が強い人は、営業には向いていませんので、営業から事務に転職したほうが良いでしょう。
営業から事務に転職するデメリットとメリット
営業から事務に転職しようと思っている人は、デメリットとメリットを確認しておきましょう。
営業から事務に転職するデメリットとメリットは、転職して後悔する原因・良かったと思える要因と言い換えることもできます。
このデメリットとメリットを知っておくことで、転職後に
「事務は俺に合わない…」
「事務に転職しなければ良かったわ…」
という後悔を回避することができるのです。
営業から事務に転職するデメリット
まずは営業から事務に転職するデメリット、つまり事務に転職して後悔する原因を見ていきましょう。
給料は低くなる
営業から事務に転職すると、給料は下がることが多いです。
営業は残業代が付きますし、営業成績によってはインセンティブがつくこともあります。
でも、事務は残業が少ないので、残業代はほとんどありません。
仕事を頑張ってもインセンティブはありません。
だから、営業から事務に転職すると、給料が下がってしまうことが多いのです。
常に職場の人に見られている
営業から事務に転職するデメリットの2つ目は、常に職場の人に見られながら働くことです。
営業は基本的に1人で外回りをしますので、スケジュール次第ではカフェでまったりしたり、車で昼寝することもできましたよね。
でも、事務職はずっとオフィスで働きますので、さぼることはできないんです。
同時に、複数の人と常に一緒に働くので、職場内の人間関係に気を使わなくてはならず、精神的に疲れることもあります。
地味な仕事である
営業から事務に転職するデメリット、3つ目は地味な仕事であることです。
これが原因で、営業から事務に転職して後悔した人は少なくありません。
事務職は縁の下の力持ち的な存在なので、スポットライトが当たることはほぼありません。
営業では契約を取れば、みんなの前で褒められ、讃えてもらえますよね。
でも、事務職は自分の担当の仕事を完璧にやっても、褒められることは少ないです。
「すごいね!」
と言われることもありません。
事務はとにかく地味な仕事で、単純作業を淡々と行う必要があるのです。
営業から事務に転職した人の中には、この事務の仕事にやりがいを感じず、
「つまらないし地味!面白くない…」
と後悔する人も多いんです。
営業から事務に転職するメリット
次は、営業から事務に転職するメリット、事務に転職して良かったと思うことを5つ見ていきましょう。
体力的に楽
営業から事務に転職すると、体力的に楽になるというメリットがあります。
デスクワーク中心の事務職は、靴底をすり減らして歩き回る営業に比べると、体力的にはかなり楽になります。
営業職から事務に転職して、
「1日の疲れ具合が全然違う!」
と感動する人もいるほどなんです。
ノルマがない
営業から事務に転職すると、数字のノルマから解放されます。
営業ノルマに苦しんでいた営業職の人にとっては、事務は重い足かせから解放されて、自由になったような気分になることができる仕事なんです。
ただ、事務の仕事は一切ノルマがないというわけではありません。
事務の仕事でも、期日ノルマがあるところもあります。
「3日後までにこの書類を作成しなければいけない」
などの期日ノルマですね。
もし、通常の勤務時間内にはどうしても仕事が終わらないのであれば、残業や休日出勤をしなければいけない可能性もあります。
期日ノルマの有無や頻度は、会社の方針や本人の業務スキルにもよりますが、営業のノルマに比べたら、
「ノルマのうちに入らない!」
と思えるレベルであることがほとんどです。
それでも、
「事務=ノルマなし」
と思い込むのは危険ですので、気を付けましょう。
残業が少ない
営業から事務に転職すると、残業が少ないというメリットもあります。
基本的に、事務職は定時退勤できることがほとんどです。
事務職は営業のように、
「帰社後に残業して報告書を作成しないと」
「上司への報告や打ち合わせで今日も残業」
「残業して顧客からのメールの返信をしなければいけない」
もちろん、決算期前や繁盛期には残業しなければいけないこともありますが、営業のような長時間残業が当たり前ということはほぼありません。
だから、退勤後のプライベートが充実して、「アフター5」を全力で楽しむことができるんです。
職場環境が快適
営業から事務に転職すると、職場環境が快適であることに
「転職して良かった!」
と思う人も多いです。
事務は冷暖房完備の空間で働くことができます。
でも、営業職は違いますよね。
猛暑日も極寒の日も雨の日も大雪の日も台風の日も外回りに行かなくてはいけません。
花粉症だと、花粉が大量に飛んでいる日に外回りのするのは地獄です。
営業から事務に転職すると、職場環境の快適さに感動することも多いんです。
オンオフのメリハリをつけることができる
営業から事務に転職して良かったことには、オンオフのメリハリをつけられることも挙げられます。
営業は勤務時間終了後も接待をする必要があります。
休日に接待ゴルフをしなければいけないこともありますよね。
接待ゴルフのために、ゴルフを始めるという営業職の人も多いです。
営業をしていると、仕事とプライベートの境目が曖昧になることがあります。
でも、事務職はオフィスを1歩出れば、仕事は終了。
しっかりとオンオフのメリハリをつけて、仕事は仕事、プライベートはプライベートとメリハリをつけることができるんです。
営業から事務への転職を成功させる5つのポイント
営業から事務に転職するのは、ハッキリ言って難しいです。
事務職は倍率が高いですし、事務職の求人に応募したのに
なんで事務なの?営業として、うちに来ない?
と言われることもあるからです。
また、「営業=体育会系」と思われて、事務には合わないと思われることも多いです。
特に、事務職は女性が多いので、男性が営業から事務に転職するのは簡単なことではありません。
だから、営業から事務に転職するなら、転職を成功させるポイントを押さえておかないといけないのです。
事務の仕事をきちんと理解してから転職活動をする
営業から事務に転職するなら、事務の仕事をきちんと理解してから転職活動をしなければいけません。
ここまで営業から事務に転職したほうが良い人、転職するデメリット・メリットをご紹介しましたが、あなたは自分が事務に合っていると感じましたか?
「ただ何となく楽そうだから」
という理由だけで転職すると、
「地味でつまらない。やりがいもない。職場の人間関係が面倒。給料も安い」
と後悔することになりかねません。
だから、事務に転職するなら、事務の仕事をきちんと理解して、あなたに合っているかを確かめておく必要があるのです。
また、事務についてきちんと理解をしておくと、自己PRや志望動機を考える時にも役に立ちます。
事務職をきちんと理解しているか、事務職を誤解していないかを確認する面接官からの質問に答える時にも役立ちます。
営業から事務に転職して、
「思っていた仕事と違う」
という理由ですぐに退職してしまう人は少なくありません。
面接官はすぐに退職されては困るので、面接で
「この人は事務職をきちんと理解しているのだろうか?」
という質問をしてくることがあります。
その時に、事務の仕事を正しく理解していると判断されたら、採用は近づきますよね。
未経験OKの求人を探す
営業から事務に転職する時は、未経験OKの求人に応募しましょう。
未経験はあまり採用していない総務や経理の求人に応募していると、内定をもらうことはできません。
だから、事務職経験がない営業職の人は、未経験OKの事務の求人を探さなくてはいけません。
ただ、未経験OKの事務職の求人なら、どれでも良いというわけではありません。
未経験OKと書いてあっても、未経験者を採用しない求人も多いですから。
- 未経験者の事務職の採用実績があるか
- 自分の会社の色に染められる未経験の事務職を育てたい
- 経験よりも人物・適性を重視して採用する
これらのことをしっかり調べて、未経験OKの事務職の求人の中から応募するものを選びましょう。
事務に必要なスキルを身につけたか
事務職は書類作成などの仕事が多いので、パソコンの基本的なスキルが必要になります。
ワードやエクセル、パワーポイント、アクセスは、それなりに使えなければいけません。
だから、これらのソフトは使えるようになってから、営業から事務に転職したほうが良いです。
必須というわけではありませんが、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格は取得しておくと、これらのスキルをアピールできます。
また、ビジネス文書検定、実用マナー検定などの資格も取得しておくと、事務に向いている人材と思ってもらえるので、さらに内定をもらいやすくなります。
ただ、資格はあくまで「あれば良い」というもの。
本当に必要なものは、資格ではなくスキルです。
スキルが身についているのであれば、これらの資格を取得するために、わざわざ膨大な時間をかける必要はないでしょう。
キャリアの棚卸しをして自己分析をしたか
営業から事務に転職するなら、自己分析は重要です。
自己分析をして、
- 自分の強みは何か?
- 営業で得たスキルは何か?
- 営業から事務に転職することでどんな貢献ができるか?
などを明確にしておく必要があります。
ただ単に、
「営業から事務に転職したいです」
というだけでは、アピールは不十分です。
「このようなスキル・経験を事務に転職して活かすことができます」
とアピールしたほうが、採用はグッと近づきます。
キャリアの棚卸しをして、自己分析をすることは、自己PRや志望動機にもつながることですので、客観的な視点から自己分析をしておく必要があります。
面接対策をしたか
営業から事務に転職する時には、面接で良いアピールができるかが採用の合否を分けることになります。
営業と事務では求められる人材は違います。
営業のノリで事務職の面接に臨んだら、
「事務には合わないですね」
「営業としてなら採用しますよ」
と言われるのがオチです。
事務はどんな人材が求められていて、面接ではどんな言動をすれば、事務に向いている人材であるとアピールできるのかなどをしっかりと対策しておかないと、内定はもらえません。
想定質問の答えをしっかりと用意しておくのと同時に、事務に向いている人材であることをアピールできるように、面接対策をしておきましょう。
営業から事務に転職する時の自己PRや志望動機の例文
営業から事務に転職する時には、自己PRや志望動機が重要になります。
自己PRや志望動機で、いかに自分が事務に向いている人材なのか、事務職として会社に貢献できる人材なのかをアピールすれば、採用を引き寄せることができます。
先ほど説明した営業から事務に転職するポイントを参考にしながら、自己PRと志望動機のポイントと例文を考えていきましょう。
ここでは、営業から営業事務に転職することを想定して例文をご紹介します。
営業から事務へ転職する時の自己PR
営業から事務に転職する時の自己PRは、
- 営業で得たスキル・経験をどのように事務に活かせるのか
これがポイントになります。
事務で活かせる営業で得たスキルは、次のようなものですね。
- 営業職のニーズを把握していること
- コミュニケーション力が高いこと
この2つのスキルに加えて、パソコンを使っての事務処理能力が高いことをアピールすれば、営業から事務へ転職するための自己PRは完成です!
自己PRの例文
「前職は営業職として働いておりましたので、営業職がどんなことをサポートしてもらいたいと思っているのか、どんなサポートが必要かを把握しております。
そのため、営業職の方の仕事がスムーズに進むように、求められる前に必要なサポートができる自信があります。営業の方を的確にサポートすることで、御社の売り上げに貢献できると確信しております。
また、営業で培ったコミュニケーションスキルは、社内でのコミュニケーションに活かせると思います。
前職では営業のプレゼン資料や報告書等は自分で作成しておりましたので、事務に必要なパソコンスキルは持っております。また、現在MOSの資格取得に向けて勉強をしています。」
営業から事務に転職する時の志望動機
営業から事務に転職する人の多くは、
「営業はマジ辛い。事務は楽そうだから」
という理由で事務職を志望していると思います。
ただ、これを志望動機として正直に伝えても、当然ながら不採用になりますよね。
誰だって、ネガティブな人を採用したいとは思いませんから。
「こいつ、事務の仕事をなめているな?」
と面接官に思われることもあります。
面接官だって人間です。
仕事をなめている人は、その場で不採用を決めることもありますし、圧迫面接のようなことをして、嫌がらせをすることだってあります。
ハッキリ言ってしまえば、営業から事務に転職する人のほとんどが、
「営業はマジ辛い。事務は楽そうだから」
という理由で転職することを、採用担当者は百も承知しています。
だからと言って、それを正直に伝えて良いわけではありません。
みんなが「営業マジ辛い」と思っている。
その上で、事務職にどういう姿勢で取り組むのかを採用担当者は見ているのです。
だから、志望動機は事務へ転職することに対して、ポジティブな姿勢をアピールして、志望動機を考えなくてはいけません。
志望動機の例文
「前職で営業職をしておりましたが、データ管理やプレゼン資料・報告書作成、伝票整理など営業事務の仕事も、全部自分でやっておりました。
その中で、データ管理やプレゼン資料作成などの重要性を感じると共に、実際に営業をするよりも、そちらの事務の仕事をすることにやりがいを感じ、事務の仕事が営業結果につながることに仕事の面白さを感じるようになりました。
そのため、営業職の方をサポートする営業事務の仕事を専門にやりたいと思い、転職を決意いたしました。
御社の営業事務は、営業のプレゼン資料作成なども多く、期日のノルマもあると思いますが、営業職でのノルマに慣れているので、期日ノルマにも十分に対応できます。
営業での経験を活かし、営業職の方をしっかりサポートして、御社に貢献していきたいと思っております。」
志望動機のポイント1=営業へ誘われないための対策
営業から事務に転職する人の中には、「営業としてうちに来ない?」と誘われるケースもあります。
志望動機に「営業で培ったコミュニケーションスキルを事務に活かしていきたい」という内容をメインにする人もいますが、これは絶対にNGです。
なぜなら、事務にもコミュニケーションスキルは必要ですが、営業職の方がよりコミュニケーションスキルを求められるからです。
それなのに、事務に転職する志望動機で、「コミュニケーションスキルに自信があります!」と言ったら、「それなら、営業職としてうちに来ないか?営業職としてなら採用するよ」と言われるのは当たり前です。
だから、なぜ事務職に転職したいのかをより明確に(例文では、営業よりも事務の仕事の方がやりがい・面白さを感じる)説明すべきなのです。
このような志望動機にしておけば、面接で
「営業としてうちに来ないか?」
と誘われた時でも、
「営業よりも事務の仕事にやりがいを感じましたし、自分でも事務としてサポートに徹する方が向いていると確信しております」
と自信をもって答えることができますよね。
志望動機のポイント2=早く辞めるかもと思われないための対策
営業から事務に転職した人の中には、ギャップに悩み、転職後すぐに辞めてしまう人もいます。
営業と事務は全然違う仕事ですから、ギャップを感じる人は多いんです。
だから、採用担当者は
「この人もギャップを感じるんじゃないの?すぐに辞めるんじゃないの?」
と疑ってかかるのです。
その疑いをなくすためには、
- 事務はサポート中心の地味な仕事であることを理解している
- 期日ノルマがあることを知っている
この2つを志望動機の中に盛り込んでおくようにしましょう。
そうすれば、
「この人は、事務をきちんと理解しているから大丈夫だろう」
と採用担当者に思ってもらえるはずです。
営業から事務に転職するなら正社員の求人を探そう!
営業から事務に転職するために求人を探していると、
正社員の求人少ない?
ということに気づくと思います。
そうなんです!
営業職に比べると、事務職は正社員の求人は少なめで派遣や契約社員の求人が多くなります。
未経験OKの求人だと尚更だと思います。
「未経験だから、最初は派遣や契約社員でも良いかな?これを足掛かりにして、次に転職する時には事務の経験者になるわけだから正社員の求人を選ぼう!」
という考えの人もいると思います。
でも、その考えはおすすめできません。
なぜなら、未経験の現時点でも正社員として採用してもらうことはできるからです。
確かに、派遣や契約社員の方が内定は出やすいでしょう。
それでも、今頑張って正社員を狙ったほうが良いと思います。
事務の仕事はAI化が進めば進むほど、求人は少なくなっていくでしょう。
だから、派遣や契約社員として2~3年の経験を積んだとしても、この2~3年でAI化が一気に進んでしまって、正社員の事務の求人が一気に少なくなる可能性もあります。
それに、転職は若ければ若いほど有利です。
2~3年後には事務職の経験があっても、年齢がネックになって転職が難しくなる可能性もあるのです。
だから、未経験でも今、事務の正社員の求人に絞って転職活動をした方が絶対に良いです。
営業から事務に転職するなら転職エージェントを利用しないのはもったいない
営業から事務に転職する人は、転職エージェントを使うべきです。
転職エージェントを使うことが、営業から事務への転職をスムーズに進めて、内定をもらうための一番確実で、一番簡単な方法と言えます。
なぜなら、転職エージェントでは未経験OKの事務の正社員の求人を扱っているからです。
そして、キャリアアドバイザーが本当に未経験でも事務に採用してくれるのかを調べてくれます。
さらに、キャリアの棚卸しを一緒にしてくれて、自己PRや志望動機を一緒に考えてくれます。
履歴書や職務経歴を添削してくれますし、面接対策のアドバイスもしてくれるんです。
しかも、転職エージェントはすべて無料で使うことができますので、使わないともったいないですよね。
ハードルが高いと言われる営業から事務への転職は、転職エージェントを使えば、その高いハードルをグッと下げて、内定を勝ち取ることができますよ。
執筆者情報
- 天職エージェントは、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。
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