「仕事が辛い…」
「今月、まだ1日しか休んでない」
「今月も残業100時間超え…。しかもサービスですけど何か?」
「上司がムカつく」
「辛すぎる。もう無理だ…」
…と、あなたは仕事が辛いことに悩んでいませんか?
仕事が辛い気持ち、わかります。
私も転職エージェントとしていろいろな方の転職をお手伝いしてきましたが、転職希望者の中には仕事が辛くて壮絶な日々を送っていた方もいましたから。
その方のお話を聞くと、
「この方は一歩間違ったら、人生終了していたかもしれない」
と思ってしまうほどでした。
今回は私が転職をお手伝いした20代半ばの女性のTさんに自身の体験談を語っていただきます。
仕事が辛くて毎日泣くような日々を送っているあなた、仕事が辛いから辞めたいと悩んでいるあなたの参考になればと思います。
目次
仕事が辛いことを我慢した私が陥った末路…
仕事が辛いことを我慢し過ぎると、
仕事が辛くて人生終了
ということが起こりえます。
仕事が辛いことを我慢し続けていると、人間はどうなってしまうのか?
私の20代前半の時の実体験をお話していきます。
きっと、
「うわぁ…、マジで…?」
と思うと思いますよ。
今、私が自分自身で思い出してみても、
「うわぁ…、ヤバすぎ…」
と思いますから。
21歳でブラック居酒屋チェーン店に就職
私は高校卒業後はバイトをしながら、上京して友達と遊んでフラフラしていました。
いわゆるフリーター生活ですね。
そんな時に昔から可愛がってくれていった祖母ががんでもう長くないことが判明。
大好きな祖母に安心してもらうためにも、一念発起して就職を決意!
とりあえず、就職できれば何でもいいやと思って、以前に居酒屋でバイトをしていたこともあり、全国展開している居酒屋チェーン店に就職しました。
ところが、この居酒屋チェーン店。
とことんブラックでした。
- 休日は週1回あるかどうか
- 残業は月100時間超えは当たり前
- 夕方オープン前から早朝の閉店時間まで店にいるのも当たり前
- むしろ午前中も片づけや売り上げ管理、シフト管理などで店にいる
- 気づいたら20時間も店にいる
- 休みの日も「バイトが休みで人が足りない」という理由で毎度毎度呼び出される
- 睡眠時間は4~5時間。6時間寝れたらラッキー
- 店と自宅の往復の毎日。家は帰ったら寝るだけ
でも、以前にバイトしていた居酒屋でも社員さんもこんな感じで働いていたので、これが普通だと思っていたんです。
この思い込みが、私の悲惨な末路に拍車をかけていくことになるのですが…。
精神論を振りかざす&八つ当たりをする上司に病んでいく私
ブラックな居酒屋で、何の疑問もいだかずにひたすら働いていた私ですが、徐々に病んでいくことにになります。
心身ともに疲れているところに、どうしようもない上司にメンタルをゴリゴリ削られたからです。
エリアマネージャーは、とにかく売上重視&精神論大好きな人でした。
売上が悪いと、全部社員のせいにして、改善策をレポートで提出するように強要してきましたし、
「根性見せろ!」
「売り上げが悪いのは、お前ら社員がたるんでいるからだ!」
「できないなら辞めちまえ!お前みたいな社員、いらないんだよ!」
のように圧力をかけてきたんです。
今考えると
完全にパワハラ
ですよね。
店長はエリアマネージャーの言いなり&事なかれ主義でしたね。
それどころか、
「お前らがちゃんとやらないから、エリアマネージャーに怒られたじゃないか!」
と言ってくる始末。
酔っ払ったお客さんにセクハラされた時に、店長に相談したら、
「セクハラ?そのくらい我慢しろ!」
「お客さんにセクハラを注意したら、客足が落ちるかもしれないだろ?セクハラで売り上げが上がるなら良いじゃないか!」
と言われたこともありました。
今思い返してみると、とんでもない店長ですが、仕事が辛いことに心身ともに麻痺し始めていた私は、
「確かにそうだよなぁ。売り上げが落ちたら、またエリアマネージャーに怒られるし。セクハラくらいで悩むなんて、私が悪いんだ」
と思っていたんです。
自分自身を責めることで心のバランスを保つ
私はこのころ、自分自身を責めることで心のバランスを保っていたと思います。
仕事が辛いと思っても、仕事が理不尽だと思っても、
「私が悪いんだ」
「仕事を辛いと思うなんて、私が悪い」
「仕事が辛いなんて甘えているだけ」
「仕事ができないくせに、仕事を辛いと思ってはいけない」
のように考えるようになっていたんですね。
これは今冷静になって考えてみると、
「私が悪いんです。だからみなさん、これ以上私を責めないでください」
と店長やエリアマネージャー、そのほかの先輩社員にアピールしていたのだと思います。
自分を責めることで、ほかの人から少しでも同情を集められるように、責められないようにしていたんです。
また、現実逃避をするためにも、自分自身を責めていたのだと思います。
自分自身を責めることで、
「職場がブラックというわけじゃない」
と思い込もうとしていたんです。
職場をブラックだと認識してしまうと、
「仕事が辛いから辞めたい」
と思ってしまうじゃないですか。
だから、仕事が辛い理由は職場ではなく自分にあると自分に言い聞かせるために、自分を責めて現実逃避をしていたんです。
本当は職場がとんでもないブラックな職場であることはわかっている。
でも、それを認めてしまったら、こんな辛い仕事を辞めたいと思ってしまう。
本当は辞めたい。
でも、今辞めてしまったら、
「ここでずっと働くから安心してね」
という祖母との約束を破ってしまう。
だから、自分を責めて現実逃避をしながら、心のバランスを保とうとしていたんですね。
ただ、今思うと、この時に自分の「辞めたい」という心の叫びに蓋をせずに、しっかり向き合って辞めておけば良かったと思います。
なぜなら、ここから私の症状はもっと悪化していくからです。
思考停止状態でロボット化してセルフネグレクトが始まる日々
仕事が辛いという気持ちに蓋をして、ひたすら働いていた私。
あるレベルを越えると、
「仕事が辛いなぁ」
「仕事が辛いのは私のせいだから、頑張らなくちゃ!」
とは思わなくなります。
仕事が辛すぎて、
「仕事が辛い」
と思わなくなるんですね。
周囲から見ると、無理して働いていたと思います。
でも、自分では無理して働くという意識は全然ありません。
精神が崩壊して、完全に感覚は麻痺、思考停止状態に陥っているのです。
仕事が第一優先の日々。
別に辛いとも思わないし、仕事が辛いからと泣くこともない。
ただ何も考えず、仕事をしていく仕事ロボットです。
39℃の熱があっても(インフルエンザは陰性です)、解熱剤を飲みながら当たり前のように仕事をする。
生理痛ですごく体調が悪くて、トイレで嘔吐。
そのあと、普通に笑顔で接客をする。
こういうことが当たり前になっていました。
地元で親友の結婚式があるから、3ヶ月前から2連休を貰えるように店長に頼み込んでシフトを調整して、飛行機のチケットも取っていたのに、その前日になって
「バイト君が明日1人休みになったから出勤して」
という店長からの電話に
「あ、そうですか。わかりました」
と普通に結婚式への参加をドタキャンして、出勤したこともありました。
もちろん、飛行機のキャンセル料も自腹です。
この時も、
「なんで出勤しなくちゃいけないの!」
と思うことなく、店長に文句を言うわけでもなく、ごく普通に出勤しましたね。
今思い返すと、とんでもなくヤバい状態ですが、この時は何も感じず、何も考えずに、ひたすらロボットのように働いていたんです。
このころの私は、
- 肌荒れで肌は吹き出物だらけ
- 目の下にはクマ
- 片頭痛がひどくなる
- タバコは1日1箱以上消費
- 寝酒がないと眠れない
- 便秘と下痢の繰り返し
- 生理不順
- 胃痛で胃薬が手放せない
- 入社から体重10kg減でガリガリ(もとから痩せ体型なのに…)
こんな症状を抱え込んでいました。
電車が怖くて仕方がなくなる
仕事を辛いとすら思わなくなり、無理して働くことに何も思わず、ロボットのように感情をシャットダウンして、ひたすら働く日々。
最終的に、私は電車が怖くなってしまいました。
は?電車が怖い?
そう。
電車が怖くなってしまったんです。
仕事が辛いことに悩んでいる電車通勤の人は経験があるかもしれません。
電車のホームに列の一番前で並んでいる時、電車が来るのと同時にふわっと線路に吸い込まれそうになったことはありませんか?
これ、無意識の自殺願望だったのだと思います。
仕事が辛いから死にたい
と思っているのに、本人はその現実に目を向けようとせずに、ロボット化している。
だから、無意識のうちに、電車の飛び込み自殺を考えていたのです。
これ、すっごい怖いですよね。
線路に吸い込まれそうになった時に、歩行者にぶつかられて我に返ったのですが、それ以降、電車が怖くて怖くて仕方がなくなりました。
ホームの一番前に並ぶことができなくなりましたし、ホームに立つこと自体が怖くなってしまったんです。
その結果、私はお金をかけてもタクシー通勤をするようになりました。
でも、そこまでして通勤しなければいけない状況であることに疑問を持っていませんでした。
仕事が辛いことを母に指摘されてようやく現実と向き合えた
仕事が辛いことに目を背け、ロボット化している私を救ってくれたのは、母でした。
「最近連絡がないから」
という理由で、母が上京して会いに来てくれたんです。
そして、私を見て一言、
「仕事、辛いなら帰ってきたら?そんなに辛い仕事を我慢して続けても、おばあちゃんも喜ばないわよ」
と言ってくれました。
よっぽどヤバイ風貌をしていたのだと思います。
母の温かい言葉で、ようやく目が覚めた私は、そこから一気に退職の手続きを進めました。
もちろん、店長やエリアマネージャーは必死になって引き止めてきましたが、
「部屋も解約したので無理です。父が労基署に駆け込むべきだって騒いでるので…」
のように言って、その1ヶ月後には何とか退職しました。
勤務最後の日、店を出た瞬間の自由になれた感覚は今でも忘れることができません。
「刑期を終えて刑務所を出る時の感覚ってこんな感じかも!」
と思ってしまいました。
実家に帰って失業手当を貰いながら3ヶ月ほどゆっくりした後は、転職活動をして、不動産営業として働いています。
仕事が辛いなら早く転職したほうが良い
仕事が辛いことを我慢していると、私のようになってしまいます。
私は、たまたまタイミングよく母が上京して私を救い出してくれましたが、あの時母が来なかったら、きっと鬱病が深刻化して、精神病院に入院していたかもしれません。
最悪、自殺していた可能性もありますね。
ブラックな職場で仕事が辛いことを我慢していたら、命を落とす可能性があるんです。
恐ろしいと思いませんか?
今ならハッキリと言えます。
仕事が辛いなら早く転職
しないといけません。
命のリスクがあるのに、我慢して今の職場で働き続ける意味はありますか?
感情をなくしてまで、無理して働く必要はありますか?
そこまでして、今の職場に忠誠を誓うメリットはありますか?
ないですよね。
だから、仕事が辛いなら、私のようになる前に早めに転職しましょう。
今なら、まだ動き出す気力があるはずです。
今のうちに、転職求人を見て、転職先を探しておけば、手遅れにならずに済みます。
リクルートエージェントとマイナビエージェントに登録しておけば、すぐに転職求人を紹介してもらえます。
仕事が辛いと考えているなら、まずは今の状況を抜け出すための一歩を踏み出すことが大切です。
その一歩が転職エージェントへの登録なんです。
一歩踏み出すことができれば、パッと目の前が明るくなり、視界が広がったような感覚になれるはずです。
そうすれば、転職に前向きに取り組んでいけますよ。
仕事が辛いことを我慢し続けた私の転職活動
仕事が辛いことに我慢し続けた私は、母に救い出され、実家でエネルギーを充電した後に転職活動をすることにしました。
私の転職活動の流れを参考にすれば、辛い仕事から抜け出して、充実した日々を送れる仕事に転職できると思います。
転職の目標と転職先に求める条件を抽出
まず私は、転職の目標と転職先に求める条件を書き出しました。
私は、次の目標と条件を決めました。
目標:ホワイト企業を選ぶ
<条件>
- 年間休日120日以上
- 残業は月20時間以下
- みなし残業制ではない
- やりがいのある仕事内容
- 有給消化率60%以上
- 企業コンプライアンスの意識が高い
ホワイト企業であっても、やりがいのある仕事をしたいですから、仕事内容にもこだわることにしました。
転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーを頼る
次に、転職エージェントに登録しました。
転職に関して誰かに相談したかったですし、今度は絶対にホワイト企業に転職したかったからです。
キャリアアドバイザーの方に非公開求人を紹介してもらいながら、先ほどの条件面をしっかりと調べてもらいました。
自力でのリサーチも欠かさない
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、とても頼りになる存在です。
ただ、絶対に転職に失敗したくない私は、自力でのリサーチも欠かしませんでした。
やっぱり、自分の人生ですから、全部人任せにしたくないですし、どこに転職するかの最終判断は自分でしたいですよね。
以前の職場は何も調べずに、
「居酒屋はバイトしたことがあるし、聞いたことがある会社だから良いかな」
と思って就職し、大失敗しましたから。
転職候補の企業のホームページを徹底的に見るだけでなく、口コミサイトにも目を通しました。ホームページを隅々までチェックして、口コミを1つ1つ読んでいくと、意外とその企業の特色・長所・短所・実際の姿が浮かび上がってくるんです。
履歴書添削や面接対策で自信をつける
応募する求人を絞ったら、転職エージェントのキャリアアドバイザーに、履歴書添削や面接対策のアドバイスをお願いしました。
これは、私が転職活動に成功したポイントだったと思います。
第三者の目線、プロの目線で履歴書を添削してもらい、模擬面接などをしてもらったことで、自信をもって採用試験に臨めたからです。
前の職場では現実逃避をするために、自分を責め続けた私は、異常なまでに自己評価が低くて、自己PRが全く考えつきませんでした。
でも、キャリアアドバイザーが、
「顧客のニーズにスピーディーに対応することで、店舗の売り上げに貢献した」
という自己PRを考えてくれたり、バイトの人材育成経験や店舗運営能力も武器になると言ってくれたおかげで、自信をもって面接を受けることができたんです。
私は居酒屋勤務の時にアルバイトの面接も担当していましたが、居酒屋経験がある人よりも、未経験でもやる気がある人を採用していました。
キャリアアドバイザーのおかげで、自己評価が低かった私が自信を持ってやる気があるように見せることができたことが、採用を勝ち取った秘訣だと思っています。
仕事が辛いなら逃げて良いんです
仕事が辛いと思っている人に、私が伝えたいことは、ただ1つだけです。
それは、
辛いなら逃げて良い
ということ。
仕事が辛くてもう無理と感じているなら、その職場から逃げてしまいましょう。
私のように体や心からのSOSに気づかないようにして、現実から目を背けていると、手遅れになってしまうかもしれません。
心身共にズタボロになってまで、無理して働く必要なんてないんです。
だから、仕事が辛いなら、その職場から逃げてください。
仕事が辛い理由なんて関係ありません。
私のようにブラックで劣悪な環境だから仕事が辛い。
人間関係が悪いから人間関係が辛い。
どんな理由でも辛かったら逃げてOKです。
入社したばかりの新人でも仕事が辛いなら逃げて良いのです。
逃げたら無職になるかも
という不安を持っているかもしれません。
でも、20代なら大丈夫。
今の日本は労働力不足ですから、20代なら必ず転職することができますよ。
大手の一流企業に転職することはできないかもしれませんが、そこそこ有名な会社、ホワイトな会社に転職することはできるんです。
「今辞めたら生活費がキツイ…」
と思うかもしれません。
でも、大丈夫ですよ。
自主退職でも残業時間が多いなどの条件を満たせば、退職後すぐに失業保険を貰うことができます。
私も、残業時間が多かったので、ハローワークで手続きしたら、すぐに失業保険を貰えましたよ。
また、退職後すぐに転職すれば、給料をもらえない期間は限りなく短くできます。
私のようにブラックな職場でも転職エージェントに頼っていれば、在職中でも転職活動はできます。
だから、お金の面が心配だからという理由で退職・転職を躊躇する必要はありません。
仕事が辛いなら転職エージェントを利用して!
Tさんの体験談、いかがだったでしょうか。
壮絶すぎて、
「ヤバい!僕も仕事が辛いから、今すぐ転職しなければ!」
と思ったのではないでしょうか?
仕事が辛いと思っているなら、転職エージェントを利用して、今の職場から逃げ出しましょう。
今の職場から逃げ出しても、またブラック企業につかまってしまったら、またすぐに仕事が辛いと感じてしまいます。
今度は「仕事が辛くてもう限界!」と思わずに済む職場に転職しなければいけません。
そのためには、転職エージェントを使うのが一番良いんです。
転職エージェントを使えば、キャリアアドバイザーがあなたの転職を全力サポートしてくれますので、今度はホワイト企業に転職することができるはずです。
だから、仕事が辛いなら、まずは一歩踏み出すためにも転職エージェントに登録しておきましょう。
そうすれば、あなたは仕事が辛い今の状況を抜け出すきっかけをつかめますよ。
執筆者情報
- 天職エージェントは、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。
最新の投稿
- 2022年12月21日看護師看護師の残業10時間以下の求人は注意点がたくさん?残業少なく働く方法!
- 2022年10月3日看護師看護師が4週8休以上の求人を選ぶ時の注意点6つ!お休み多めで働ける!
- 2021年3月23日看護師馬が合わない先輩看護師から受けるストレス、我慢するしかないの?
- 2020年11月11日看護師看護師の先輩が私にだけ冷たい?その感情は解消できる!