「札幌で転職したい!まぁ、楽勝でしょ」
「札幌は都会だから、求人は選び放題だよね?」
あなたは札幌での転職を考えているんですね。
そして、頭の中では
「札幌は都会だから転職は簡単にできるでしょ」
と考えているのではないですか。
でも、心の奥底では
「本当に札幌での転職は簡単かな?失敗したらどうしよう」
と不安になっているのではないでしょうか。
このままだとあなたの不安は的中するかもしれません。
なぜなら、札幌での転職を成功させるのは、想像以上に難しいからです。
でも、大丈夫です!
札幌での転職を成功させるための求人事情やデメリット・メリットを知って、気を引き締めて転職活動をすれば、あなたはきっと札幌での転職を成功させることができるはずです!
今から、
- 札幌で転職するための基礎知識(特徴や平均年収、求人倍率、求人情報)
- 札幌で転職するデメリットとメリット
- 転職する前に札幌に引っ越すことについて
- 札幌で転職を成功させる方法
これらを説明していきますので、一緒に転職成功への一歩を踏み出しましょう。
目次
札幌で転職に失敗した体験談
札幌での転職をあなたは甘く見ていませんか?
「札幌は大都市だし、今は売り手市場だから、転職は楽勝のはず!」
と思っていると痛い目を見ます。
実際に、札幌での転職に失敗した人の体験談をご紹介します。
札幌で転職に失敗した体験談
男性・28歳
「札幌でIターン転職をすることにしました。スノボが好きなので、そのために札幌を選びました。でも、想像していた生活とは違いました。給料が安くて年収が大幅に下がったから、そんなに遊んでいるお金もないし。休日出勤もあるから、スノボに行く暇もないし。
給料が安い求人が多いという現実に気づいたのは、札幌に引っ越した後だったから、もう後戻りできなくて。しかも、なかなか内定がもらえなくて、焦って適当に転職先を決めたからブラックだったし。平日はバリバリ働いて、休日は楽しくスノボ!そんな生活を夢見ていたんですけど、現実はそんなに甘くなかったですね」
男性・24歳
「東京で就職していましたが、実家のある北海道に帰って転職することにしました。実家は旭川なんですけど、やっぱり都会で生活したいので、札幌を選びました。
東京からの転職なので、年収が多少下がるのは覚悟していたんですが、予想以上に年収が下がりましたね。しかも想像以上に良い求人がなくて、本当はマーケティングが良かったんですけど、結局営業の仕事しかなくて、最後は妥協して求人を選びました。「俺はこんな仕事がやりたかったのかなぁ?」と自問自答している日々です。もう一度東京に戻ることも少しだけ考えています」
札幌で転職に成功するための基礎知識をチェック!
札幌での転職は、ハッキリ言って甘くありません。
でも、札幌で転職に成功できないというわけではないんです。
札幌で転職に成功するためには、
この4つの基礎知識を、転職する前に知っておくべきなんです。
札幌の特徴
札幌は北海道の道庁所在地で、日本最北の政令指定都市です。
人口:1,968,675人(961,186世帯)
出典:人口統計/札幌市
日本で5番目に大きな都市であり、北海道の人口の約30%が集まっています。
札幌の産業は第三次産業、特にサービス業の割合が全国的に見ても多いことが特徴です。
北海道最大の都市ですから、北海道や札幌の住民に向けての内需的な産業が盛んであるというわけですね。
また、中小企業の割合が多く、従業員50人未満の企業が全体の9割以上を占めています。
札幌に本社がある有名企業には、次のようなものがあります。
- 雪印メグミルク(本社機能は東京)
- ニトリ
- ツルハドラッグ
札幌は大都市ですが、意外と札幌に本社を置いている全国的に有名な企業というのは少ないんですね。
札幌の平均年収
札幌市の平均年収というデータはありませんが、札幌市の課税対象所得のデータから、札幌市の年収を推測していきます。
- 札幌市の平均課税対象所得=2,968,000円
年間所得が約300万円の場合、年収に換算すると約443万円となります。
- 札幌市の平均年収=4,430,000円
これを全国平均年収、北海道の平均年収と比べてみましょう。
- 全国平均年収=4,322,000円
- 北海道の平均年収=4,246,200円
出典:賃金構造基本統計調査 平成29年賃金構造基本統計調査 一般労働者 都道府県別 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
これを見ると、札幌の平均年収は全国平均とほぼ同じ、北海道の平均年収よりは少しだけ高いということになります。
期待外れかも…
そうですね。
一般的に都会は年収が高いのですが、札幌に限ってはそういうわけではない。
全国平均とほぼ同じ程度の給料になるということです。
札幌の求人倍率
次は、札幌の求人倍率をご紹介します。
比較しやすいように、全国と北海道の有効求人倍率も合わせて見ていきましょう。
こちらは、平成31年3月のデータの有効求人倍率です。
全国 | 1.50 |
北海道 | 1.19 |
札幌 | 1.15 |
出典:厚生労働省 北海道労働局 安定所別月間有効求人倍率(常用)の推移
札幌は求人がない?
そうなんです。
札幌は全国平均よりも、北海道平均よりも有効求人倍率が低いんです。
有効求人倍率が低いということは、それだけ求職者に対して求人が少ないということです。
全国平均では、求職者1人に対して1.5個の求人があるのに対し、札幌は求職者1人に対して1.15個しか求人がないというわけですね。
現在の日本は労働力不足で、売り手市場と言われているのに。
そして、札幌は全国有数の大都市なのに。
それでも、札幌は求人倍率が低いんです。
札幌の求人情報
次は、札幌の求人情報をご紹介します。
札幌にはどんな業種・どんな職種の求人があるのかを確認しておくと、札幌での転職活動のヒントが得られて、あなたが狙うべき業種・職種が見えてくるかもしれません。
転職エージェントの大手であるリクルートエージェントから、札幌の職種別・業種別に求人数を調べました。
比較対象のために、北海道の求人も調べています。
職種 | 公開(札幌) | 非公開(札幌) | 公開(北海道) | 非公開(北海道) |
営業・販売・カスタマーサービス | 695件 | 537件 | 1300件 | 846件 |
企画・マーケティング・経営 | 12件 | 19件 | 14件 | 26件 |
管理・事務 | 9件 | 141件 | 16件 | 175件 |
物流・購買・貿易・店舗開発 | 601件 | 23件 | 936件 | 34件 |
コンサルタント | 9件 | 100件 | 41件 | 118件 |
金融専門職 | 0件 | 11件 | 0件 | 11件 |
不動産専門職 | 14件 | 37件 | 16件 | 42件 |
クリエイティブ | 27件 | 97件 | 36件 | 163件 |
SE・ITエンジニア | 176件 | 436件 | 230件 | 690件 |
エンジニア(設計・生産技術・品質管理) | 30件 | 60件 | 115件 | 223件 |
建築・土木・設備 | 67件 | 405件 | 84件 | 593件 |
医療・医薬・化粧品 | 1件 | 5件 | 1件 | 22件 |
その他(講師・調理師・介護など) | 3件 | 21件 | 30件 | 49件 |
業種 | 公開(札幌) | 非公開(札幌) | 公開(北海道) | 非公開(北海道) |
IT・通信業界 | 147件 | 571件 | 177件 | 776件 |
Web・インターネット業界 | 27件 | 384件 | 105件 | 485件 |
機械・電気業界 | 25件 | 86件 | 43件 | 233件 |
化学・素材業界 | 4件 | 16件 | 5件 | 69件 |
商社 | 20件 | 61件 | 33件 | 118件 |
物流・運輸業界 | 1件 | 10件 | 1件 | 19件 |
小売・卸売・サービス業界 | 651件 | 218件 | 1101件 | 306件 |
旅行・エンタメ業界 | 3件 | 42件 | 7件 | 67件 |
マスコミ・広告業界 | 8件 | 135件 | 12件 | 183件 |
人材業界 | 20件 | 326件 | 110件 | 503件 |
コンサルティング業界 | 35件 | 219件 | 65件 | 288件 |
金融・保険業界 | 13件 | 55件 | 19件 | 84件 |
不動産・建設業界 | 94件 | 347件 | 243件 | 572件 |
医療・医薬業界 | 21件 | 46件 | 92件 | 173件 |
インフラ・官公庁・その他 | 32件 | 62件 | 40件 | 110件 |
これを見ると、職種や業種によっては変わりますが、札幌は北海道の半分以上の求人が集まっていることがわかります。
また、札幌の特徴でも説明したとおり、札幌は「物流・購買・貿易・店舗開発」や「小売・卸売り・サービス業界」の求人が多いことがわかりますね。
札幌で転職する2つのデメリット
札幌で転職するデメリットを確認しておきましょう。
最初にデメリットを確認することで、
「こんなはずじゃなかったんだけど」
という後悔・失敗を回避しやすくなります。
求人が少なく幅も狭い
札幌で転職するデメリットは、求人が少なく、職種・業種の幅も狭いことです。
これは、あくまでも
「大都市の割には」
という条件付きのデメリットです。
日本有数の大都市でありながら、札幌は有効求人倍率は低く、一部の職種・業種の求人はほとんどないというのが実情なんです。
そのため、職種・業種によっては、転職が難しくなることがあります。
一般的な職種でも求人倍率の低さから、なかなか良い求人が見つからない、または内定がなかなかもらえないという可能性がありますね。
年収はそれほど期待できない
札幌で転職するデメリットの2つ目は、年収に関することです。
札幌の平均年収は全国平均程度ですので、
「札幌は特に年収が低い」
ということはありません。
ただ、
「大都市だから、札幌で転職すれば年収アップ!」
という期待はしない方が良いです。
また、東京や名古屋などほかの大都市から転職した場合は、年収が下がってしまうこともあるんです。
札幌で転職する3つのメリット
札幌で転職するデメリットを見ると、札幌での転職にあまり魅力を感じないかもしれませんが、札幌で転職するメリットもきちんとありますので安心してください。
札幌で転職する3つのメリットをご紹介します。
東北・北海道の中では大都会
札幌は、北海道・東北の中では一番の大都市です。
東京と比べるとさすがに求人の幅は狭いものの、北海道・東北の中では求人の幅は間違いなく広いです。
だから、東京には行きたくないし、できるだけ地元にいたいという北海道・東北の人にとっては、札幌はいろいろな業種・職種が溢れている都市と言えるでしょう。
大都市に比べて生活費は安い
札幌は日本第5位の人口を誇る都市ですが、家賃などの物価は比較的安いため、ほかの大都市に比べると生活費を抑えることができます。
ただ、冬の燃料代はどうしてもかかるので、トータルで見ると、トントンになることも少なくないですね。
通勤ラッシュは少なめ
札幌は中心部以外は車社会ですし、道路の渋滞もさほどひどくありませんから、札幌で転職すると、通勤ラッシュからは解放されます。
札幌は都会でありながら、通勤ラッシュが少ないというバランスの良い都市と言えるかもしれませんね。
転職前に札幌に引っ越し&移住するのは絶対NG!
札幌で転職する人の中には、元々札幌に住んでいる人以外に、地方やほかの都市から引っ越して転職しようと思っている人も多いと思います。
転職を機に札幌に引っ越すのは良いことですが、内定をもらう前に札幌に引っ越すのはおすすめできません。
転職活動をする前に引っ越しをしてしまうと、転職失敗への道を自分から突き進んでいるようなものだからです。
札幌に引っ越す前には、今の職場を退職して無職状態で引っ越すことになりますよね。
この厳しい世の中、無職で良い物件は借りられません。
無職は社会的信用がありませんから。
そして、札幌は求人倍率が低いので、なかなか内定をもらえないこともあります。
無職で内定がなかなか出ないと焦りますよね。
経済的にも不安になってきます。
そうすると、
「内定を貰えるならどこでも良いか!」
と妥協して、ブラック企業の魔の手につかまってしまうのです。
はい。
ここまでで、完全に札幌での転職は失敗に終わりますよね。
- 人気物件は借りられず、せっかく引っ越したのにいまいちな物件に住むことに
- 内定をもらえずブラック企業に転職
転職だけでなく、引っ越し自体もしくじっています。
また、ここまで見事なに転職に失敗しなくても、
- 転職先が自宅から遠くなって通勤が不便になってしまった
- 自宅に近いところで転職しようと思っても、自宅周囲には良い求人が少ない
という可能性もあります。
札幌市は広いですから、同じ札幌市内でも、通勤に不便になることは多々あります。
だから、まずは転職活動をして内定をもらってから、札幌に引っ越すようにしましょう。
「でも、札幌に住んでないと転職活動できなくない?」
という疑問を持つかもしれませんが、それは転職エージェントを使えば解決します。
転職エージェントなら、札幌の求人をたくさん扱っていますので、札幌にいなくても転職活動を進めていくことができます。
また、1日で数社の面接を受けられるように日程調整してくれますので、1度札幌に行けば内定を貰えるようにすることもできるんです。
だから、転職前に札幌に引っ越すのはちょっと待って!
まずは転職活動から始めましょう。
札幌で転職を成功させる4つの方法
札幌で転職に失敗しないために、基礎知識やデメリット・メリットなどを見てきましたが、最後に確実に転職を成功させるための総仕上げとして、札幌で転職を成功させるための4つの方法を確認していきましょう。
札幌の転職フェアに参加する
まずは、札幌で行われる転職フェアに参加しましょう。
札幌では転職サイト・転職エージェント主催の転職フェアが定期的に開催されます。
転職フェアには札幌の地元企業がたくさん参加していますので、
「こんな企業があったんだ」
「この企業は候補に入れてなかったけど、結構いいかも!」
という発見があります。
また、実際に札幌の企業の話を聞くことで、札幌で転職した後の具体的なイメージを持つこともできますね。
自己分析を行う
次は、自己分析を行いましょう。
札幌は「物流・購買・貿易・店舗開発」や「小売・卸売り・サービス業界」の求人が多いですが、多いからといって、その職種・業種を選ぶのは違いますよね。
あなたがやりたいと思う仕事、あなたに合っている適職を選ばなければいけません。
そうしないと、
「こんな仕事がやりたかったんじゃない」
「この仕事は俺に合わない」
と後悔することになります。
札幌は東京に比べたら求人の幅は狭いですが、ある程度は一通りの職種・業種はありますので、自己分析をして適職を選べるようにしましょう。
転職エージェントを使うと、キャリアアドバイザーがキャリアの棚下ろしを一緒にしてくれますので、第三者の視点を交えた的確な自己分析をすることができます。
志望動機・自己PRを考える
札幌での転職を成功させるためには、しっかりした志望動機や自己PRを考える必要があります。
札幌は有効求人倍率が低いですから、1つの求人に応募が殺到する傾向があります。
好条件のホワイトな求人は尚更その傾向が強くなります。
ライバルたちを蹴落として、内定を勝ち取るためには、志望動機や自己PRが重要になります。
転職エージェントではキャリアアドバイザーがあなたに合ったベストな志望動機や自己PRを考えてくれますよ。
札幌に強い転職エージェントを使う
札幌で転職を成功させるために、一番重要なこと。
それは、札幌に強い転職エージェントを使うことです。
ここまでで、転職エージェントの利用価値の高さに皆さん気付いていると思います。
でも、転職エージェントならどれでも良いというわけではありません。
札幌に強い転職エージェントでなければいけないんです。
札幌の求人をあまり扱っていなかったり、札幌の転職事情に詳しいキャリアアドバイザーがいない転職エージェントは利用する意味がないですよね。
だから、札幌で転職するなら、札幌のに強い転職エージェントを使いましょう。
そうすれば、転職エージェントとキャリアアドバイザーはあなたにとって力強い味方になり、あなたの札幌での転職を成功に導いてくれるはずです。
執筆者情報
- 天職エージェントは、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。
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