「横浜で転職したいけれど大丈夫かな?」
「横浜で転職する時には、どんなことに気をつければいいの?」
あなたは横浜での転職を考えているんですね。
「横浜は大都市だから、簡単に転職できそう」
こんな風に思っている人は多いと思います。
確かに、横浜は求人がたくさんあります。
でも、求人がたくさんあるからといって、転職が必ず成功するとは限りません。
横浜での転職を成功させるためには、横浜で転職するデメリットやメリット、特徴や転職事情・求人事情を知っておく必要があるんです。
正しく必要な知識を持っておけば、横浜での転職を成功させて、勝ち組になることができますよ。
目次
横浜で転職に失敗した体験談
横浜で転職する人は、転職を甘く考えていませんか?
「横浜は大都市だから求人はたくさんあるはず」
「横浜なら良い求人がゴロゴロあるでしょ。簡単に転職できるよね」
こんなことを考えて、横浜で転職する時になめてかかると、転職に失敗します。
どんな失敗例があるのかを見ていきましょう。
横浜で転職に失敗した体験談
28歳・男性
「元々横浜出身ですが、大学で関西に行き、関西で就職しましたが、仕事で行き詰まりを感じるようになり、地元の横浜に戻って転職することにして、前の職場を辞めて横浜の実家に戻りました。
横浜は地元で土地勘もあるし、求人もたくさんあるだろうから、すぐに転職先が決まるだろうと思っていたのですが、想像以上に自分の希望に合う求人がなかなか見つからず、気づいたら横浜に戻って無職のまま4ヶ月が経っていました。
実家の親からの視線や近所の人の視線が気になりだして、妥協して求人を決めて転職。年収は下がるし、やりたい仕事ではないし。こんなことになるなら、前の仕事を続けた方が良かったかもしれません。」
24歳・男性
「前職も横浜でしたが、引っ越すのは面倒だし、横浜の街が気にいっていたので、横浜で転職することにしました。
大卒2年目で、今回は第二新卒として転職しました。前職は営業職でしたが、以前から憧れていたSEに転職することにしました。
転職先は意外とすぐに決まったのですが、ブラックすぎて後悔しています。デスマーチは当たり前だし、先輩や上司からは、「使えねーな!」、「そんなこともわかんねーのかよ!」と言われる毎日。
前職で営業をしていた時もきついと思っていましたが、今と比べると全然ホワイトでした。転職してまだ半年ですが、また転職しようと考えています」
横浜は日本有数の大都市ですので、横浜では
「求人がない!」
ということはほとんどないと思います。
特に、昨今は人手不足が深刻で、売り手市場になっていますから。
だからといって、横浜での転職を甘く見ていると、
転職に失敗した…
と後悔することになりかねないのです。
だから、横浜で転職する人は、横浜での転職をなめてかかってはいけません。
気を引き締めて、転職成功の確率を少しでも上げるために必要な知識を身につけておく必要があります。
横浜で転職するための基礎知識をチェック!
横浜で転職するための基礎知識をチェックしておきましょう。
横浜の特徴や平均年収、求人事情などを知っておくと、横浜で転職活動をする時に、
- こういう業界の求人が多いんだな
- 横浜の平均年収を考えると、この求人はブラック!
と判断できるようになるはずです。
横浜の特徴
横浜は日本第二の人口を持つ政令指定都市であり、神奈川県の県庁所在地です。
- 人口:3,741,317人(1,700,306世帯)
横浜の人口は少しずつ増えてきています。
横浜自体が大都市ですが、東京のベッドタウンという一面を持っています。
横浜は日本第二の大都市ですので、幅広い産業があります。
その中でも、横浜市が重点的に誘致しているのは、
- IT産業
- バイオ関連企業
この2つです。
横浜の平均年収
「第98回横浜市統計書 第12章 物価及び家計」の世帯主の収入を見ると、
- 横浜市の平均年収:5,574,516円
となっています。
横浜の年収高すぎ!
と思いますよね。
確かに、横浜市の年収は高いです。
国税庁の民間給与統計調査によると、日本の平均年収は3,767,000円ですので、横浜市の平均年収は日本の平均年収よりも180万円近く高いことになります。
これには1つからくりがあって、この横浜市のデータの平均年齢は49.6歳なんです。
次に、横浜の統計ではなく神奈川県での平均年収をご紹介します。
神奈川県での平均年収になりますが、年代別のデータから年収を算出しましたので、参考にはなるはずです。
- 20代前半:3,417,400円
- 20代後半:4,260,400円
- 30代前半:4,894,700円
- 30代後半:5,540,200円
- 40代前半:5,835,100円
- 40代後半:6,282,400円
- 50代前半:6,710,600円
- 50代後半:7,074,700円
やっぱり高いですね。
20代前半なら350万円前後、20代後半なら400万円前後、30代前半なら500万円前後が、横浜市の平均年収の目安になりそうです。
横浜の求人倍率
横浜の求人倍率を見る前に、まずは平成29年度の全国と神奈川県の有効求人倍率を見ていきましょう。
- 全国:1.50
- 神奈川県:1.15
次に、横浜のハローワーク別の有効求人倍率をご紹介します。
ハローワーク | 有効求人倍率 |
横浜全体 | 1.45 |
横浜公共職業安定所 | 2.39 |
戸塚公共職業安定所 | 0.84 |
川崎公共職業安定所 | 1.41 |
横浜南公共職業安定所 | 0.75 |
港北公共職業安定所 | 1.30 |
出典:横浜市統計書第13章労働
※川崎公共職業安定所には川崎市川崎区、幸区を含み、横浜南公共職業安定所には逗子市、三浦郡及び横須賀市の一部を含みます。
ここで分かることは、
横浜の求人倍率は低い!
ということですね。
神奈川県と比べると有効求人倍率は高いですが、全国平均よりはやや下なんです。
確かに求人数は多いですが、人口も多いため、求人倍率はそんなに高くはありません。
そして、地域によって有効求人倍率は大きく変わります。
有効求人倍率が一番高い横浜公共職業安定所の管轄地域は、神奈川区、西区、中区、南区、港南区、保土ヶ谷区、旭区、磯子区です。
つまり、横浜市の中でも、神奈川区、西区、中区、南区、港南区、保土ヶ谷区、旭区、磯子区で転職をすれば、求人を見つけやすいということです。
逆に、有効求人倍率が低い戸塚公共職業安定所の管轄である戸塚区、泉区、瀬谷区、栄区、横浜南公共職業安定所の管轄である金沢区で転職しようとすると、苦労する可能性が高いですね。
横浜の求人事情
横浜で転職するなら、どんな業種の求人が多いのかを見ていきましょう。
リクルートエージェントの横浜の求人数を職種・業種別に見ていきましょう。比較できるように東京の求人数も調べました。
職種 | 公開(横浜) | 非公開(横浜) | 公開(東京) | 非公開(東京) |
営業・販売・カスタマーサービス | 832件 | 1911件 | 7099件 | 19669件 |
企画・マーケティング・経営 | 25件 | 231件 | 1589件 | 6801件 |
管理・事務 | 26件 | 587件 | 1188件 | 7396件 |
物流・購買・貿易・店舗開発 | 571件 | 198件 | 2039件 | 1211件 |
コンサルタント | 60件 | 1033件 | 2433件 | 16866件 |
金融専門職 | 0件 | 28件 | 51件 | 1172件 |
不動産専門職 | 7件 | 71件 | 234件 | 1185件 |
クリエイティブ | 119件 | 439件 | 2955件 | 10201件 |
SE・ITエンジニア | 517件 | 2211件 | 10132件 | 36876件 |
エンジニア(設計・生産技術・品質管理) | 278件 | 1322件 | 1387件 | 4662件 |
建築・土木・設備 | 56件 | 499件 | 538件 | 4923件 |
医療・医薬・化粧品 | 15件 | 38件 | 116件 | 1430件 |
その他(講師・調理師・介護など) | 4件 | 166件 | 296件 | 1167件 |
業種 | 公開(横浜) | 非公開(横浜) | 公開(東京) | 非公開(東京) |
IT・通信業界 | 449件 | 1887件 | 10632件 | 37054件 |
Web・インターネット業界 | 10件 | 409件 | 5482件 | 18493件 |
機械・電気業界 | 309件 | 2113件 | 981件 | 8052件 |
化学・素材業界 | 8件 | 228件 | 79件 | 1209件 |
商社 | 81件 | 615件 | 509件 | 3755件 |
物流・運輸業界 | 0件 | 100件 | 91件 | 855件 |
小売・卸売・サービス業界 | 626件 | 666件 | 3433件 | 7908件 |
旅行・エンタメ業界 | 17件 | 206件 | 401件 | 2788件 |
マスコミ・広告業界 | 5件 | 67件 | 1606件 | 5880件 |
人材業界 | 122件 | 1728件 | 4002件 | 13559件 |
コンサルティング業界 | 83件 | 1579件 | 2805件 | 23284件 |
金融・保険業界 | 6件 | 304件 | 464件 | 5602件 |
不動産・建設業界 | 112件 | 753件 | 1668件 | 8756件 |
医療・医薬業界 | 31件 | 203件 | 991件 | 4917件 |
インフラ・官公庁・その他 | 74件 | 283件 | 1029件 | 4552件 |
横浜はIT・Web系、機械・電気系が多い
リクルートエージェントの求人からわかることは、横浜はIT系・Web系、機械電気系の求人が多いことですね。
横浜でこれらの職種・業種に転職したい人は、たくさんの求人の中から選ぶことができるので、転職に成功する可能性は高くなります。
横浜で転職する人は東京も視野に入れたほうが良いかも
横浜と東京の求人数を比べてもらうとわかりますが、東京の方が圧倒的に求人数が多いです。
横浜在住だとしても、東京は通勤不可能な場所ではありません。
横浜は東京のベッドタウン的な役割もありますから。
通勤時間は多少長くなりますが、東京で働くことを視野に入れると、求人の幅は一気に広がります。
「どうしても横浜で働きたい!横浜にある職場でないとダメ!」
というこだわりがあるならともかく、そうでない人は東京の求人も一緒に探してみると良いと思います。
横浜で転職する2つのデメリット
横浜で転職するデメリットを見ていきましょう。
横浜での転職のデメリットを知っておかないと、後で後悔することになりかねません。
実は求人倍率は高くない
横浜は大都市ですので、求人数が多く、求人倍率も高いと思われがちです。
でも、実は求人倍率は全国平均よりも低いので、求人倍率は高くありません。
むしろ低めと言えるんです。
求人はたくさんあっても、人口(求職者)も多いので、倍率は低めとなっています。
求人倍率が低いということは、競争率が高く、あまり良い求人に巡り会えない可能性もある、転職に苦労する可能性が高いということですね。
東京に比べると全体的なレベルは低い
横浜は日本第二の大都市です。
ただ、すぐ近くに日本の首都である東京があります。
そうすると、大企業は東京に本社を構える。
大企業でない中小企業も横浜より東京に会社を構えることが多い。
というわけで、東京がすぐ近くであるがゆえに、横浜は日本第二の都市なのに、求人のレベルはさほど高くないことがあります。
全国平均と比べると、もちろん待遇・給料ともに高いですが、東京と比べてしまうと見劣りすることは否めません。
横浜で転職する4つのメリット
次に、横浜で転職るメリットを見ていきましょう。
平均年収が高め
横浜で転職するメリットは、平均年収は高めであることです。
全国平均と比べると、横浜の平均年収は大幅に高いですから、横浜で転職すると年収アップが見込めます。
ただ、横浜は物価も高めで、支出も多いですから、その点は考えておかないといけません。
幅広い求人がある
横浜は大都市で求人数も多いです。
そして、職種・業種ともにありとあらゆる求人が揃っています。
そのため、地方のように
「田舎だからこの仕事はない」
とあなたのキャリアを制限されることはなく、自分のやりたい仕事につくチャンスがあります。
IT系は狙い目
横浜で転職するならIT系が狙い目です。
横浜が重点的にIT系企業を誘致していますし、実際にIT業界・SE系の求人は多めになっています。
だから、横浜で転職する人はIT系を視野に入れると、思わぬ好待遇の求人に出会えるかもしれません。
東京や川崎も視野に入れられる
横浜で転職を考えている人は、別に「横浜限定」でないといけないというわけではないですよね。
横浜は東京のベッドタウンですし、川崎も近いですので、横浜在住でも東京や川崎も転職の候補に入れることができるんです。
日本最大の都市東京と人口約150万人の川崎市も転職先の候補に入れると、さらに求人の選択肢は広がりますので、転職成功の可能性は大幅に上がります。
転職前に横浜に引っ越し&移住するのはちょっと待って!
横浜で転職する人の中には、現在は横浜以外の場所に住んでいて、横浜に引っ越して転職しようと思っている人も多いと思います。
横浜に引っ越して転職する人は、
「とりあえず引っ越してから転職先を探そう」
と思っているかもしれません。
でも、転職先が決まる前に引っ越してしまうのはおすすめできません。
なぜなら、横浜といっても広いからです。
同じ横浜市内でも転職先と自宅が離れていて、通勤に不便になってしまったり、自宅周辺には良い求人が見つからないという事態になりかねません。
また、横浜の求人倍率は全国平均よりも低いですから、スムーズに転職活動が進まないこともあります。
そうすると、無職で経済的に安定しない状態のままだと、
「このままじゃヤバい!貯金がなくなる。早く転職先を決めないと!」
と焦ってしまって、妥協して転職先を決めてしまい、後で後悔する羽目になりますから、引っ越してから横浜で転職するのは止めた方が良いです。
そして、無職だと社会的な信用がないので、良い物件を借りられないこともあります。
転職先を決めてから引っ越しをするようにしましょう。
横浜で転職を成功させる方法
横浜で転職を成功させるための基礎知識とデメリット・メリットを説明してきましたが、最後の仕上げとして、横浜で転職を成功させる方法を確認しておきましょう。
横浜の転職フェアに参加する
横浜で転職するつもりなら、横浜で開催される転職フェアに参加しましょう。
横浜の転職フェアには、横浜の企業がたくさん集まってきます。
そこで企業の話を聞いてみると、
「こんな企業があったんだ」
「この企業良いかも!」
と思える企業を発見できるかもしれません。
また、実際に企業の話を聞くことで、横浜で転職した後のイメージを明確に持つことができるでしょう。
自己分析を行う
横浜で転職するなら、自己分析はしっかり行いましょう。
横浜ではありとあらゆる業種・職種の求人があります
いくら横浜はIT系の求人が多いからといって、IT系のスキル・知識・興味がないのにIT系の求人を志望したら絶対に転職は失敗します。
だから、自己分析をしっかり行って、自分がどんな仕事をしたいのか?どんな仕事に向いているのかを確認し、さらに自分の武器、自己PRなどを明確にしておく必要があります。
転職理由・志望動機を明確にする
横浜は求人倍率は低めです。
つまり、競争率が高いんです。
ライバルたちに勝つためには、転職理由・志望動機を明確にして、採用担当者にアピールしなければいけません。
横浜に強い転職エージェントを使う
最後は、横浜に強い転職エージェントを使いましょう。
「転職フェアっていつどこでやってるの?」
「自己分析ってどうやるの?」
「良い志望動機が思いつかない」
と思っている人も多いと思います。
そんな時は、横浜に強い転職エージェントを使えば解決です。
転職エージェントでは転職フェアを開催していますし、キャリアアドバイザーが自己分析を手伝ってくれたり、志望動機を一緒に考えてくれます。
さらに、
「横浜で転職して事務の仕事をしたい」
「横浜で転職して正社員になりたい。土日休みが良い」
「横浜の求人で正社員で未経験OKのものってある?」
のようなあなたの希望に合った求人を紹介してくれるんです。
横浜での転職に特に強い転職エージェントを使えば、横浜事情にも詳しいので、転職に失敗するリスクは大幅に少なくなりますよ。
執筆者情報
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