「転職エージェントはデメリットがたくさんあるって本当?」
「転職エージェントは使うなって友達に言われたんだけど」
「転職エージェントって信用できないよね」
あなたは転職したいけれど、転職エージェントを使うべきかどうか迷っているのですね。
転職は人生のターニングポイント。
これからの人生が上手くいくかどうかは、この転職で決まると言っても過言ではありませんので、転職は絶対に失敗できません。
だから、転職エージェントを使うべきか慎重になる気持ちはわかります。
転職エージェントは便利そうだけど、デメリットは多いのか?どんなデメリットがあるのか気になるのは当然のことです。
転職エージェントはデメリットがあるのは事実です。
でも、そのデメリットはちょっとしたコツで解決できます。
そして、メリットがたくさんあるので、利用価値は高いんです。
だから、転職エージェントを利用したほうが、転職の失敗確率は低くなるでしょう。
これらを一緒に検証していきましょう。
転職エージェントのデメリットには、次の6つがあります。
これらのデメリットについて詳しく説明していきます。
同時に、これらのデメリットのカンタンな解決法もご紹介しますね。
転職エージェントのデメリットの1つ目は、条件によっては求人を紹介してもらえないことがあることです。
転職エージェントでは、次のような人は求人を紹介してもらえないことがあります。
転職エージェントは転職を成功させることで、企業側から報酬を得ているので、転職の成功率が低そうな人、企業からの需要が低そうな人には、求人を紹介できないことがあるのです。
「フリーターや無職は転職エージェントを使えないってこと?」
とガッカリした人も多いかもしれません。
確かに、正社員経験がない人に積極的に求人紹介をしていない転職エージェントがあるのは事実です。
でも、正社員経験がない人を専門にした転職エージェントがありますので、そのような転職エージェントを使えば、このデメリットは解決します。
また、30代以上をターゲットにした転職エージェントもあるのです。
つまり、自分の状況にあった転職エージェントを使えば、このデメリットは簡単に解決します。
転職エージェントは、担当のキャリアアドバイザーと相談しながら転職活動を進めていきます。
そうすると、自分で転職するよりも転職までに時間がかかることが多いです。
転職エージェントを使った場合、転職活動開始から内定をもらうまでに、2ヶ月以上かかることも多いですね。
できるだけ早く転職したい人は、その旨を最初にキャリアアドバイザーに伝えておきましょう。
そうすれば、キャリアアドバイザーはスピーディーに対応してくれます。
あなたの都合を優先させながら日程調整してくれますから、自分1人で転職活動をするよりも、むしろ早く内定をもらうことができるんです。
転職エージェントを使うと、担当のキャリアアドバイザーがついてくれて、あなたの転職をサポートしてくれます。
キャリアアドバイザーはみんな転職のプロですが、新人のキャリアアドバイザーとベテランのキャリアアドバイザーでは、どうしてもサポートの質に差が出ます。
また、人間ですので、どんなに優秀なキャリアアドバイザーでも、あなたとの相性が悪いなどの問題が出てくることもあります。
キャリアアドバイザーは、あなたの転職が成功するかどうかのカギを握りますので、いまいちな人が担当についてしまったら、転職に失敗する可能性が高くなってしまうのです。
これは、転職エージェントの大きなデメリットと言えるでしょう。
転職エージェントのデメリットの1つであるキャリアアドバイザーの質と相性の問題。
このデメリットは、担当を変えてもらえば解決します。
各転職エージェントは、担当のキャリアアドバイザーを変更できる制度を作っています。
「この転職エージェントの人は合わない」
「この転職エージェントで転職できるの?不安しかないんだけど…」
「この転職エージェントの人ムカつく!」
と思ったら、違う人に代えてもらえば良いのです。
また、複数の転職エージェントに登録しておいて、一番良さそうなキャリアアドバイザーがいる転職エージェントをメインに使うという解決法もあります。
転職エージェントのデメリットの4つ目は、自分の希望とは合わない求人を紹介されることです。
先ほど言ったように、転職エージェントは求職者を企業に紹介して転職させることで、企業から報酬を受け取っています。
ノルマもあります。
そのため、転職エージェントは企業側の要望を優先して、あなたが希望していない企業の求人を紹介してくることがあります。
しかも、ちょっと強引に、そして言葉巧みにあなたをその求人に応募させようとしてくることもあるのです。
希望していない求人を紹介され、転職に誘導されたら、
「この転職エージェントはうざい!」
と思うこともあるでしょう。
ただ、このデメリットはあなたが自分軸をしっかり持っていれば解決します。
転職エージェントの甘い言葉に騙されない。
自分の転職の目的や希望・将来のビジョンをしっかり持っていれば、誘導される前に
「その求人は希望に合いません」
とはっきり断ることができます。
何度も言いますが、転職エージェントは転職させることで報酬を得ています。
だから、その人の身の丈に合った求人しか紹介してもらえません。
「今の年収は300万だけど、思い切って年収1000万円の求人にチャレンジしたい!」
という希望を伝えても、年収1000万円の求人は、あなたが希少な資格やスキルを持っていない限り、まず紹介してもらえないでしょう。
だから、転職エージェントでは一発逆転を狙ったような転職はできないというデメリットがあるのです。
一発逆転を狙った転職をしたい人は、転職サイトを併用すると良いですよ。
転職サイトなら、どんな求人に応募しても自由ですから、一発逆転を狙った転職にチャレンジできます。
ただ、転職サイトはすべて自分で転職を進めていかなくてはいけないというデメリットがあります。
面倒くさいですよね。
しかも、チャレンジ転職は成功率は低いです。
だから、チャレンジ転職を転職サイトで行いつつ、保険として身の丈に合った求人での転職活動を転職エージェントでしておくことをおすすめします。
転職エージェントのデメリットの5つ目は、転職を急かされる可能性があることです。
転職エージェントとしては、早く転職してもらって、早く報酬を得たいと思っています。
だから、ゆっくり転職したい人は急かされてしまうことがあるんです。
「転職エージェントに登録だけしておこう。良い求人があれば転職しても良いし」
位の軽い気持ちで転職活動をすると、転職エージェントからの連絡がたくさん来て、
「今転職しないと後悔しますよ!早く転職しましょう!」
と急かされてしまうことがあります。
そうすれば、
「転職エージェント、うざい…」
と思ってしまいますよね。
急かされたことで、望まない転職をしてしまうこともあるのです。
転職を急かされるデメリットは、自分軸を持てば解決です。
あなたの人生なのですから、いつ転職するかは自分で決める。
これをしっかり心に刻んでおきましょう。
そうすれば、たとえ転職エージェントに急かされても、
「まだ、転職するつもりはない」
「もうちょっと求人を検討したい」
ときっぱりということができます。
転職エージェントのデメリットとその解決法を見てきました。
いくら解決法があったとしても、
「デメリットが多いなぁ」
と感じた人もいるかもしれません。
転職エージェントを使おうかどうか考える時は、どうしてもデメリットに目が行きがちですが、メリットもたくさんあります。
転職エージェントを使うメリットを見れば、
「デメリットはそれほど気にならないかも!」
と思えるかもしれません。
悩んでいる時には、物事を一面からのみ見るのではなく、いろいろな角度から多角的に見ることが大切ですよ。
これらのメリットを詳しく見ていきましょう。
転職エージェントでは、非公開求人を扱っています。
これは、転職サイトやハローワークにはないメリットです。
公開求人にすると応募が殺到するような好条件の求人は、あえて非公開にしています。
だから、転職エージェントを使うと、思わぬ好条件の求人を紹介してもらえる可能性があるのです。
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーがキャリアの棚卸しを一緒にしてくれます。
第三者の客観的な視点(しかも転職のプロ)からアドバイスを貰えば、今までのキャリアをどう活かすべきか、どんな分野に進むべきかが明確になるはずです。
転職する人が一番頭を悩ませるのが、志望動機や自己PRだと思います。
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが一緒に考えてくれるので、簡単に良い志望動機・自己PRを考えることができます。
履歴書の添削をしてくれるのも、転職エージェントを使うメリットです。
履歴書や職務経歴書をあなたは正しく、しかも採用担当者の目に留まるように書く自信がありますか?
転職エージェントを使えば、どんな風に履歴書や職務経歴書を書くと、採用担当者に好印象を持ってもらえるのかをアドバイスし、添削してくれます。
だから、書類審査を突破しやすいのです。
転職エージェントは、面倒なことをあなたの代わりに全部やってくれます。
転職エージェントなら、このような面倒なことを全部やってくれますから、在職中でも簡単に転職活動を進めることができるのです。
転職エージェントでは、面接対策をしっかりしてくれます。
丁寧に面接対策をしてくれるので、自信をもって面接に臨むことができます。
求人を紹介してもらった時に、
「有給消化率はどうなの?」
「残業は多いの?」
など求人情報には書いてないけれど、気になることが出てくると思います。
そういう時は、キャリアアドバイザーに質問すれば、あなたに代わって全部調べてくれます。
そのため、ブラック企業に引っかかる可能性がとても低いんです。
転職エージェントでは、給料交渉もしてくれます。
そのため、企業側が最初に提示してきた給料よりも高い給料を貰える可能性があります。
給料交渉は自分ではできないものですから、転職で給料をアップさせたい人には転職エージェントは非常に利用価値が高いと思います。
いくら面接対策をしても、面接では緊張してしまうのが普通です。
緊張して、面接に失敗してしまったという人もいると思います。
でも、転職エージェントは面接後にあなたのことを企業側に売り込んでくれて、最後の一押しをしてくれます。
そのため、面接の失敗を取り返せることもあります。
また、ほかの応募者とどちらを採用しようか企業が迷っていた場合、その 一押しで採用が決まることもあるのです。
在職中に転職活動をする場合、内定をもらっても、
「退職を許可してもらえない!」
という事態に悩む人は少なくありません。
特に、ブラック企業で働いている人は、なかなか辞めさせてもらえないことが多いんです。
そういう時、転職エージェントを使っていれば、どうやったらスムーズに退職できるのかをアドバイスしてもらえます。
転職エージェントのデメリットとメリットを見て、
「転職エージェントを使ったほうが良いかも!」
と思うようになった人は多いと思います。
ここで、転職エージェントを使うべき人と使うべきでない人を確認しておきましょう。
次の条件に1つでも当てはまる人は、転職エージェントを使うべきです。
こういう人は、転職エージェントを使ったほうが、転職が成功する確率は上がります。
次は、転職エージェントを使うべきでない人もご紹介します。
離職率が高い仕事の場合、その企業は「どうせすぐに退職するだろう」ということを了承して、求人を出します。
だから、採用コストはできるだけ抑えたいため、コストが高い転職エージェントではなく、転職サイトにだけ求人を出すのです。
だから、飲食業や介護系(現場)に転職したいなら、転職サイトを使ったほうが良いでしょう。
また、30代以上で無職だと転職エージェントで求人を紹介してもらえないことが多いです。
だから、まずはハローワークで求人を紹介してもらい、職歴を作ってから、30代以上をターゲットにした転職エージェントを使うと良いでしょう。
転職エージェントのデメリットの解決法を知っておけば、転職に成功する確率は上がります。
ただ、デメリットの解決法だけでは不十分です。
さらに成功確率を上げるために、転職エージェントを上手に使うコツを知っておく必要があります。
先ほどの解決法と重複する部分もありますが、
「念のためにもう一度確認しておく」
という意味で読み進めてくださいね。
転職エージェントを上手に使うには、目的に合った転職エージェントを使うことが大切です。
これは、デメリットの解決法で説明した通りです。
おすすめは、とりあえず大手の転職エージェントを2つ登録しておく。
その上で、目的に合った転職エージェントを1~2個選ぶ。
これで、あなたの転職は上手くいくはずです。
転職エージェントを使うなら、自分軸を持ってください。
これも、デメリットの解決法で説明した通りです。
あなたが転職するんです。
あなたの人生です。
だから、キャリアアドバイザーの意見は参考にしつつも、最終決断は自分でするようにしましょう。
これを明確にしておきましょう。
転職エージェントは、頼りになる存在です。
やっぱり「転職のプロ」ですから。
ただ、信用し過ぎるのはNGです。
転職エージェントビジネスです。
ボランティアではありません。
だから、全面的に信用してしまうと、相手の営業トークに乗せられて、
「あれ?こんなはずじゃなかったのに」
という後悔につながってしまうのです。
転職エージェントを使うなら、キャリアアドバイザーが合わないと思ったら、担当を代えてもらうことを躊躇しないようにしましょう。
合わないキャリアアドバイザーを我慢していたら、あなたの転職を手伝ってもらうどころか、足を引っ張られて、転職に失敗してしまいます。
転職エージェントではキャリアアドバイザーの交代希望をメールや電話で受け付けていますので、
「この人合わない!
と思ったら、すぐに代えてもらうと良いでしょう。
転職エージェントは、2週間に1度くらいは自分からアクションを起こしましょう。
何の連絡もしないと、転職エージェントは
「もう転職が決まったんだろうな」
と判断しますので、良い求人を紹介してもらえなくなります。
「転職エージェントに見捨てられた!」
と怒る人がいますが、これは自分から何のアクションもしなかったから、良い求人を紹介してもらえなくなったことが原因なんです。
だから、2週間に1回は転職エージェントのサイトにログインして、キャリアアドバイザーにコンタクトを取りましょう。
今すぐ転職するつもりはなくて、
「とりあえず転職エージェントに登録だけしておくか」
というつもりの人は、キャリアアドバイザーにそれを正直に伝えるのはNGです。
今すぐ転職するつもりのない人には、良い求人は紹介しません。
具体的な時期は伝えずに、
「良い求人があれば、今すぐにでも!」
のような形で伝えておくと、良い求人を紹介してもらうことができますよ!
転職エージェントを使うと、求人に応募する時に、あなたを売り込むための推薦文を添付してもらえます。
ただこの推薦文、キャリアアドバイザーによっては
転職させる気ある?
とツッコみたくなるほど、適当ことを書いていることがあります。
だから、求人に応募する前に、
「推薦文を確認させてください」
とキャリアアドバイザーにお願いしましょう。
そうすれば、キャリアアドバイザーは真面目に書いてくれますよ。
転職エージェントでは、身の丈に合った求人しか紹介してもらえません。
これは仕方がないことです。
少しでも良い条件の求人を紹介してもらいたいと思っていると、
「今の年収とかスキルを盛っておこう」
と思うかもしれません。
そうすると、以前の登録情報や履歴書・職務経歴書の添削などを通して、嘘がばれる可能性が高いです。
嘘をついていることがばれたら、まともな求人は紹介してもらえなくなります。
だから、経歴で嘘をついてはいけません。
転職エージェントはあなたの転職を手伝ってくれて、あなたを転職させることで報酬を得ています。
つまり、あなたは転職エージェントにとって「お客様」になります。
だからといって、偉そうな態度を取るのはNGです。
誰だって、横柄な態度を取る人に対して、親身に協力をしようとは思いませんよね。
だから、きちんと節度を守って、社会人として人間としてのマナーを守って、キャリアアドバイザーと接するようにしてください。
社会人マナーとして、覚えておくべきことは、
「転職エージェントを介さず直接連絡を取ることは絶対にNG」
ということです。
転職エージェントを無視して、企業と直接連絡を取ろうとする人もいますが、これはマナー違反になります。
紹介してもらった企業に直接連絡して応募したり、内定をもらってからの交渉を自分でやったりなどですね。
これは、転職エージェントから嫌われることはもちろん、企業側からも嫌われる行為です。企業としてはこれからも人材を紹介してもらいたいので、転職エージェントとの関係を重視したいですから。
だから、転職エージェントを無視して直接連絡を取るのはマナー違反ですのでやめましょう。
転職エージェントを使う時には、複数の転職エージェントに登録しましょう。
複数の転職エージェントに登録しておけば、
などのメリットがあります。
もし、「この転職エージェントはいまいちかも」と思ったら、その転職エージェントの利用を止めるようにすれば良いだけです。
転職エージェントは複数を同時並行で使うことをおすすめします。
だからといって、同じ求人に複数の転職エージェントから同時に応募しないようにしてください。
同じ求人に複数から応募すると、企業から
「応募が重複していますよ」
と各転職エージェントに連絡が来ます。
そうすると、転職エージェントは当然あなたに不信感を抱きます。
不信感を持たれれば、もう求人を紹介してもらえなくなってしまうのです。
転職エージェントのデメリットとその解決法、メリットを見てきました。
デメリットは解決できますし、メリットの多さを見て、
「転職エージェントって使ったほうが得じゃない?」
と思った人は多いと思います。
そうなんです!
転職エージェントは利用価値が大きいんです!
だから、転職したい人は転職エージェントを使いましょう。
そうすれば、あなたの転職を成功させることができますよ!
とりあえずは、業界最大手の転職エージェントである
この2つに登録しておきましょう。
あとは、あなたの目的・状況に合った転職エージェントに登録すれば完璧です。
あなたに合った転職エージェントを探すなら、「20代におすすめの転職エージェント14選!使うべき理由と鉄板の使い方」を参考にしてください。