地域密着型の中小不動産会社の給料・年収はどのくらいかを見ていきましょう。
厚生労働省の平成30年度賃金構造調査によれば、
<従業員が10人〜99人の不動産会社の平均年収>
となっています。
この統計には営業職以外の事務専門職、契約専門職、管理専門職も含んでいます。
ただ、地域密着型の中小不動産会社の場合は、営業職が事務や契約や管理の仕事も、担当物件、担当顧客ごとにこなす必要がありますので、ほぼ営業職の年収に近いと考えて良いかと思います。
さらには、賃貸仲介営業から得られる報酬よりも売買仲介営業から得られる報酬のほうが高いです。
つまり、一人で賃貸仲介業務も売買仲介業務も行う場合でも、賃貸業務がメインの会社の営業よりも売買業務がメインの会社の営業の方が年収は高くなります。
また、賃貸仲介も売買仲介も均等に力を入れていて賃貸部門と売買部門に分けている会社では賃貸担当の営業よりも売買担当の営業の方が年収が高いです。
不動産営業に転職すると稼げるのか気になっている人も多いと思います。
先ほど不動産営業の平均年収のデータをご紹介しましたが、
「あれ?思ったほど稼げないかも…特に賃貸は給料が安い」
とがっかりした人も多いのではないでしょうか。
確かに、データだけを見ると、
「不動産営業の年収って微妙?そんなに高くない?」
と思うかもしれません。
でも、あのデータはあくまでも「平均」です。
そして、不動産営業は実力主義・実力重視の世界です。
あなたにやる気と能力があれば、どんどん稼ぐことができます。
契約を取って、営業成績を上げれば、それだけ給料に反映されますので、しっかり稼げる仕事なんです。
学歴も経験も関係ない。
結局はあなた次第ということですね。
高卒でも未経験でもしっかり稼げる仕事が不動産営業というわけです。
ただ、不動産営業の世界は、そこまで甘くはありません。
実力主義ということは、実力がなければ稼げないということです。
不動産営業は、ほかの営業職に比べてインセンティブを高く設定しているために、基本給は安いことが多いです。
また、不動産営業だけでなく、不動産業界全体に言えることですが、景気に左右されやすいことも特徴ですね。
景気が良い時は、どんどん契約を取ることができて、しっかり稼げますが、景気が悪いと稼ぐことはできません。